日記アーカイブ2002

淳子の日記アーカイブ 2002年

●12月27日、御用納めの今年。街は最後の賑わいを見せた。 またまた随分と休刊してしまった。あの「風邪」も災いしたけれど、ここ数日はメール受信が出来なくなってしまった為、今日までの欠席状態になってしまった。パソコ ンは大の苦手だけれど、使えないとなるとこれまた大変!メールを頂いた方々へのご 連絡がとても遅れてしまいました!!

●12月26日、「ある」忘年会で橘家藏之助師匠と久々にお目にかかりました。過日、 新宿「末広亭」に落語を聞きに行ったりしちゃったのだけれど、面白かった!!その 時に感想などを・・・。今度は藏之助師匠の落語に絶対に行きたい!この前の池袋演 芸場には行けなかったから、今度は絶対!!

●12月25日、メリー・クリスマス!あまりに「時、既に遅し」。でも、この日に皆 様に幸せと平和のメッセージを(心で)お伝えしたんですよ!!

●12月24日、クリスマス・イヴ。母が風邪で高熱。メール送受信が不通になりまし た。

●12月21日、4回目の高輪プリンスホテルでのクリスマスコンサートがありました。 例年の通り、ピアノ、中上香代子さん、ベース、谷克己さん、マンドリン、赤岩大輔 さんとご一緒に演奏をさせて頂きました。クリスマス。ナポレターナでは久々に「ナ ポリ人の涙」を歌いました。新春映画としてもう既に公開されているのでしょうか、 「ギャング・オブ・ニューヨーク」が大宣伝されていますね。アメリカへ移住したア イルランド移民者のニューヨークでの抗争の映画だとか。移民者の国、アメリカ。母 国をバックに移民者同士の争いはアメリカの今なお続いている訳ですが。その歴史の 中にイタリア移民者達も登場するのはご承知のこと。一攫千金、新天地を求めてアメ リカ、特にニューヨークに移住したナポリ人はイタリア系アメリカ人の大きな割合を 占めています。今はともかく、当時の彼らの生活はままらないものがあって、夢とは 裏腹の生活を強いられていたようです。クリスマスが近づいて、故郷の家族はどうし ているか?クリスマスの食卓に僕の分のお皿を並べておいてくれよね。お金って何だ ろう?ナポリの空を恋いこがれる僕ら、ナポリ人には今日のパンはなんて苦くまずい のだろう。と、「ナポリ人の涙」では歌われています。俗に言う「季節もの」ですが、 クリスマスは我々の「お正月」と同じように、家族の集う大事なキリスト教の祭日。 悲しい歌だけれど、歌いました。盛り上がってしまったコンサート!!お越し下さい ました皆様、ありがとうございました!

今日の情報/ 「本の抽選に応募しよう!!」ナポリ日伊文化協会発信。 サイト内のオンライン応募用紙を書き込めば、抽選で5名の方に「イタリアオペラ舞台事情」の本が当たるそうです!あなたも挑戦してみては?! http://www.aignapoli.org/

休刊日が続いてしまいました! ソウルへ出かけて、帰って後、また風邪をこじらせてしまった。一週間弱、熱にうなされながら・・・。でも、楽しい仕事続きでした(身体はかなり・・・??)。

●12月16日、回復してきたぞ! ・・ という訳で風邪の一週間でした!

●12月15日、風邪に疲れて、心が少し寂しい。鼻声で歌ってしまった。いつもよりずっとセクシーだって。がっかり・・・。

●12月14日、少し落ち着きました。

●12月13日、銀座でお仕事。ドラムスの藤井さんの車が牽引されてしまった。ほんの一瞬の間に。高熱にうなされていた。瞼が落ちてしまう!

●12月10日、日本に無事帰ってまいりました!時差なしは嬉しい! 全く旅知識なしの7人のソウル旅行でしたが、楽しかったです、やっぱり。ソウルの 「ソウル」は解ったかって?? あまりにも近く、何もかもが似ている事に、驚きがあるのですね。隣のお家にお邪魔 したような。でも、自分の家とはまったく違う訳で・・・。イタリアみたいに全く違 うと、解りやすいのでしょうね。ソウルの「ソウル」は語らずとも、既に私たちの中 に息づいている「アジアの血」の温もりを感じて、ただ近い。我が国の「ソウル」と 直面しない限り、言葉には表すことが出来ないな。しかしながら、やはり、韓国は確実に大陸に生き、日本は島国でした。いつかまた、行こうっと! {風邪、風邪、風邪の日々・・・。}

●12月9日、南大門を歩く。雪嵐と噂されていた天気もからっと晴れて太陽が見えた。 ああ、太陽!!でも、風が冷たく、マイナス8度だって。上野アメ横のような南大門 市場を通り、明洞の方へ歩く。近代化されたこの区域は思わず渋谷かと見まがうほど。 でも、寒さに絶えられなくなって、地下鉄で初日に訪れた景福宮の近くまで出かけて、 有名な「参鶏湯」を頂いた。風邪に利くと言われる若鶏丸ごと飲み込んだようなスー プに一息。ホテルに戻って、あのウォーカーヒルのカジノへ。ササキ氏、篠崎氏と合 流して、「一攫千金」!!全部すってしまいました、ハイ! 最後の夜を満喫して、ホテルへたどり着いたその時、マネージャーから電話。篠崎さ んがカジノで大勝利ですって!結果、応援団は全員、篠崎さんに「ごちそうさま!」を言って、その夜のお食事をおごって頂きました。うれピーィィィィ!

●12月8日、ハングル文字に悩まされながら、皆で地下鉄で市内を廻る。乱視の私に はこの文字はきつい。ホームは行ったり来たり、一汗かきます! 外との寒さとは違っ て、あったかーい建物の中にいると寒さ知らず。うーん、まだ、ソウルの「ソウル」 は見えない。 間もなくして午後4時「芸術劇場」と称されるコンサートホールへ出向く。雪が降ってきた。ベルリンの様なソウル。同行の一人が言った。 2500人収容のホールを見事に埋め尽くした観客の中、「イサオ・ササキのコンサー ト」が始まった。 ササキさん、凄いじゃあないですか!!こんなにお客様(可愛い女の子もたくさんだ ぞー)が一杯集まって!! このホールは日本のサントリーホールに匹敵するものだそうで、ポップスではあ「チョ ウ・ヨンピル」位しかコンサートしないんだそうです。200人のファンがサイン欲 しさに列をなして、そりゃあもう、すごかった!やったね!! バイオリンの篠崎正嗣さんも、ベースの鈴木良雄さんも嬉しそう。お疲れさまでござ いました!

●12月7日、苦手の早起きをして韓国はソウルへ。8日にピアノのイサオ・ササキさ んのコンサートがある。応援団は全員で7人。飛行機で約2時間半。イタリア行きに 比べたら何て楽々。隣に座っていたインドネシアの「スキー・ツアー」のツアー・コ ンダクターの男性とお話をしていたらすぐに着いてしまった。寒いいいーーー!! 歴史を語る景福宮を真剣に見ていたものの、凍りつきそうになってしまった。空はどんより雲がかかって、石山の山肌は冷たく感じられて、お腹が空いて・・・。 念願の焼き肉レストランに直行!本場の良く発酵したキムチにみんな、舌がしびれた。 美味しいというより、寒さに負けてかじりついた焼き肉。チゲだけが熱いのだけれど、 あとは冷たく、甘く、辛い(順繰りにこの感触)、お食事。うーん、まだソウルの 「ソウル(心)」は解らないぞ・・・。

●12月6日、朝から、元気にハード・スケジュール。 明日、韓国のソウルに出かける。突然何故か、イサオ・ササキさんのコンサートの応援団として、ほんの数日ですが、行ってきまーーーす!ソウル報告をお楽しみに!! そうなんです! 12月8日に「銀座で飲んだらとまらない」イサオ・ササキさんの コンサートがソウルで催されます。ソウルで爆発的なヒットをとばしたササキさんの 最新作品アルバムからプログラムされているそうです。ソウルの祝杯を楽しみにして います!
もう一人の作曲家をご紹介しましょう!肝付文子さんです。彼女は今現在、ローマで 作曲の修学中。本場の国際コンクールでベスト・スリーに入ったほどの若き「優れ者」 です。同時に、鹿児島県ご出身なので、ナポリ日伊文化協会の立て役者でもいらっしゃ いますが、公私ともに精一杯ご活躍の肝付さんのメールを拝見して、心からエールを 贈りたい!!

今日の変化/ 性懲りもなくストレート・パーマをかけたら、「黒髪」がまたもや「茶髪」になってしまった・・・。

● 髪を赤く染めたら、黒髪に近くなった。もともと地毛が茶色いので、今まで経験したことのない「黒髪」に自分でびっくりしております。金髪が懐かしい!

●12月3日、情報!! 今年6月、カンツォーネの大先輩、藤堂元三郎氏が、立川に、50~60人収容のホー ルを作られ、その事が朝日新聞の「定年時代」に記載されたそう。今年で古希を迎え られた藤堂氏。益々お元気で「八王子カンツォーネの会」のご指導を!!

●12月1日、歌いたい「歌」の訳詞がなかなか出来ない。毎度の事ながら、くるしいい・・・。12月21日は高輪プリンスホテルの「クリスマス・ディナー・ショウ」 ではご披露したいと思っております。是非、お運び下さいませ!!

 

●11月30日、今日で11月も終わり、師走でございます。巷も「多忙なお坊さま」のように、走りぬけるように時が過ぎる「月」でございます。クリスマス、忘年会、忠臣蔵の12月がやってきます。

●11月29日、人に注意をしておいて、やはり風邪をひいたらしい。 うーん!気管支に入らないといいのにな・・・。目から上が身体から離れてしまった ように焦点が定まらない。困りました。といいつつ、一生懸命に歌い終わって、ホッとしました。次回は元気でお目にかかります!よろしくお願い致します!

●11月28日、いつものように深夜営業をしていたら、ピアノのササキさんたちから 電話があった。案の定、ご機嫌なご様子。私は電話ごしに「酒の肴」。私は譜面書き をしてイルのですよ!!どこで飲んでいらっしゃるのでしょうね?バイオリンの篠崎 さんもご一緒で、皆さん、明日もハード・スケジュールなのに大丈夫なのだろうか? そうだ!ササキさんは12月8日に韓国のソウルでもの凄いコンサートがひかえてい るではないですか!! お兄さまがた、ほどほどになさって下さい・・・。お願い・・・!

●11月26日、ナポリ日伊文化協会のサイトがリニューアルされたそうです。リンクされていますので、ご覧下さい。

●11月25日、暫し訪れた人形町はやっぱり面白い。「美味しそう」なお店ばかり目 に入ってしまう自分の食い意地に呆れたけれど・・・。下町というか、江戸文化のにおう所は「暮れ」が良く似合う。一足早く「師走」を想像して楽しんだ。

●11月22日、「ウナ・カンツォーネ」で大ベテラン、シャンソンの仲マサコさんとご一緒。その仲さん、高橋良吉さん、白木かおりさんと皆さん、お風邪をひいていらした。なんだかとても、風邪が流行っているようで・・・。インフルエンザもこれか ら拡がるそうです。いやだなァ・・・。そういえば、2年に渡って続いた、アウレリオ・フィエロ氏を中心にした「ナポレターナ公演」ツアーの時、「この時期」の「この風邪」に悩まされたものでした。危ないと思ったら最後、飛行機の中、ホテルの中、 乾燥していて、移動中の時間の経過とともに、体内で風邪がひろがっていくのが解るわけです。司会進行をしていた事もあって、舞台で口を開けている時間も多く、この舞台のほこりがまた強烈でした。とにもかくにも予防あるのみ!風邪、いやーね?!(このキャッチがお判りになる方はお若い!!)皆様、お大事に!!

●11月20日、先輩歌手の青木純さんとそのスタッフの皆さんとお会いした。来年、 5月22日、「品川区民ホールきゅりあん」でのジョイント・コンサートの打ち合わせ! さて、いかなるものになるか、ご期待あれ!まだ、お話出来ません!
今日の独り言/ あァ、ダリダ様! やはり、あなたは素晴らしい歌手でいらしたとつくづく思う・・・。 本当に何年振りかで聴いた1曲にうなりました・・・。

●11月18日、「FM江戸川」の「音楽特等席」の録り。マルチェッラの特集を組んだ。昔、彼女の歌(多数のヒット曲の数曲ではあるけれど)をステレオにかじり付いて聞いたものだったけれど、今聞いても、熱い!ディレクターの並木さんがおっしゃっ た。「古いものでも、これからまさにカンツォーネは新鮮に聞こえますね!」と。 そう、マルチェッラはまさしく「カンツォーネ」、「歌」なんだ!「音」じゃなくて、思いをのせた「歌」です。20日、27日、放送予定ですので、是非聴いて下さい!

●11月17日、今日は一日中、冬の空・・・。今にも粉雪が舞い降りそう。 12月中旬の気温だそうです。寒くなってくると、身体を動かすのがおっくうになって、知らない間に体重が??? これから、暮れにかけて忘年会、クリスマス、新年はお正月に新年会と食べたり飲んだりが激しくなってきます。恐ろしい!!

●11月15日、25年前に北朝鮮に拉致された横田めぐみさんが、行方不明になった日だそうだ。ここの処、新聞、テレビの報道をにぎわせているこの一連の問題に心は痛む。 私のナポレターナ、「風の便り」という歌は幼女誘拐事件をもとに作られた歌だ。CDの中では解りにくいが、1998年、当時3歳のアンジェラ・チェレンターノちゃ んがナポリ近郊の山に家族と教会の仲間数名とでハイキングに出かけたおり、突然、彼女が行方不明になってしまって、現在も消息不明。家族は今も捜索を続けている。 今回の「北朝鮮疑惑」で「拉致」という事もあるんだと思ってしまった。 イタリア語の題は「FINO IN ORIENTE」、「東洋まで」。もし、生きているのなら、遠い国々の果てまで母親の祈りが届くようにと歌った歌だ。残念ながら、この歌は重すぎるテーマと、ナポリという遠い地で起きた事件をあつかって入る為、私自身、歌う 機会は極めて少ない。後、ナポリ音楽祭にエントリーされたりして、悲しみを話題性に利用したかにみえ、嫌いになってしまったけれど、今、この歌詞が「横田めぐみさん」のお母様とだぶってしかたない。

晴れた8月の朝
まるい目を輝かせ
待ちわびていた約束
さァ、出かけましょう
お気に入りのおもちゃ
両手に握りしめ 「くまさん」にさようなら
愛しい娘
思い出すの
あの日のこと
「ただいま」の声
今も胸に
緑の中を走っていた
私のハイジ
今は何処に?

誰かの手が連れ去った
山よ、お前が隠した
昼も夜も問いかけいる
泣いてないの?生きていてと・・・
鳥のように飛べたなら
あなたのもとにゆけたら
その手の中で確かめたい
一目だけ、一目だけ・・・

いくつもの夜が過ぎ
眠りにつけた日には
夢の中でほほえむ
愛しい娘
ママの涙の叫びが
海を越え、山を越え
風の便りに届く
東の国
緑の中を走っていた
私のハイジ
今は何処に?

魂のすべてをこめて
神様に祈りたい
幸せでいてくれることを
抱きしめたい!
何処にいるの?
私の天使、永遠に・・・

●7月12日、何と私「グリーン・デビュー」しました!軽井沢太平洋クラブ・カントリーコースでした。結果はどうだったって?? そりゃあ、叩くだけ叩きました!でも、何とかスマートに(?)18ホールを修了出来たのです!!万歳!! 翌日のコンサート。今年で3回目の軽井沢でのコンサートでしたが、ひとまずフェルマータ。太平洋クラブのスタッフの皆様、大変お世話になりました!

●6月18日、運命の日。日本もイタリアも負けてしまった!! お気に入りのトルシエ・ジャパンだったのに・・・。悲しい!!残念!! この喪失感、日本国中、皆同じ気持ちでいるのでしょうね。それにしても韓国は天晴れでございました。思い返せば、4年前、中田選手がペルージャで活躍し始めた頃、私もナポリにいたりして。月日の経つのは早く、その間に日本サッカーの実力は国際的に磨かれて今年のワールド・カップの結果となって・・・。息をつく暇もないほどの成長を余儀なくされた中田選手他、日本のサッカー選手の皆様、素晴らしかったです。でも、大ファンだったフィリップ・トルシエの顔を見ることが出来なくなると思うと、寂しい・・・。サッカーを全く知らなかった私がサッカーに燃えている2002年、初夏です。
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