Hotel Ferraraの部屋からEste城を

アルバム「あなたに2」製作外伝(4)

で、頑張りました!ヴォーカル録りは4日間で完了。29日から12月2日まで、毎日、昼の12時頃にトニーがホテルまで迎えに来て、スタジオに近いトラットリア“ROMA”でランチ。夕方6時~7時まで、途中コーヒー・ブレイクが入るものの、がっちり録音。余分なことを考える暇がないほど集中しているので疲れるんだわ。でも、気持ちのいい疲労感なのです。久しぶりだ!

29日の夕食はトニー、エンジニアのアンドレアとフェッラーラの旧市街のピッツェリアに行きました。フェッラーラはエミリア・ロマーニャにあり、ポー河流域で米作も盛ん。食文化もリッチで、という地域。でも、ピッツァはあたしの口には合わなかったかな?やっぱりナポリだわ。
30日、12月1日の夕食は疲れていることもあってホテルの隣にあった日本食レストランに行きました。毎晩、多くのお客さんでにぎわっているので……..と、思いっきり”なんちゃって“でした。かつ丼、「シェフ!、かつ丼を見た事、食べた事ありますかー!?」たまねぎ、かつ、卵いため?全部バラバラ。<たれ>はいったいなんですかー!?という感じでした。リヴェンジで翌日は焼きそばにしました。まだまし。他のお客様は、わりとにぎり寿司とか巻寿司を召し上がってましたけれど、怖くてあたしゃ注文できませんでした。教訓、にぎわっているお店が必ずしも美味しいとは限らないでした。

その日の疲れはその日に….ジャグジーは気持ちいいわ。

12月2日に録音を終了した後、トニーが自宅での夕食に招いてくれました。旧市街から少し離れて、ポー河の河岸にあるとても素敵なカントリー・ハウスのような、おとぎ話に出てくるようなお家です。トニーの奥様ダニエラとも久しぶりに会いました。16年振りなのに、何でそんなにきれいなの? まぁ写真をご覧あれ。ダニエラ手作りの夕食はファッラーラのラザーニャ&ローカル料理。大皿から自分の皿に取り分けて食べるスタイルだったので、助かった!デザートはチョコレートが練りこんである地元のドルチェでした。美味しかったですよ!

録音が1日短縮されて、(頑張ったぞ!)12月3日はオフがとれました。ヴェネツィアが比較的近いので、列車の旅をしました。フェッラーラは特急が止まらないので、鈍行列車でチンタラ行くわけですが、列車は結構いいものですね。駅の売店で買ったチップスをポリポリ。アー!太りまーす(太った、とほほ)。
でも、VeneziaのStazione Santa Luciaに到着するのに、Via Libertaに並行する長い鉄橋を渡っていくのですが、私にとっては初めての事。ちょっと感激!
さあ、サン・マルコ広場まで「行くぞ!」
ヴェネト方言丸出しで、何言ってんだか全然わかんなかったカメリエレがいた、ちょっとリッチなレストランで食事をして、みやげ物や等のぞきながらリターン!ヴェネツィア滞在3時間の弾丸観光でした。でも、ヴェネツィアはいつも幻想的で好きだな。

12月4日は当初の予定通り、初めて来たフェッラーラですから、多少は見ておかないと。と言うことで、開場を待って、ホテルの目の前エステ城に入場。ルネッサンスの時代、学問が花開き、栄華を極めたフェッラーラに想いをはせたわけです。
町はクリスマスの準備で大忙し。土曜日でしたから、町には休日を楽しむ人たちで一杯でした。

アンドレアに後の事はおまかせして、東京に帰るぞ!ハー!またお忙しい日々が!

(一応終わり)